人事総務・採用担当部長室

アクセスカウンタ

zoom RSS コミュニケーション能力の意味するところ

<<   作成日時 : 2012/08/26 20:17   >>

トラックバック 0 / コメント 0

以前、企業の求めている「コミュニケーション能力」なるものは意味が良く分からないと書きました。それは今でも同じことなのですが、要するに相手との意思疎通ができるということが、すなわちコミュニケーションの意味ですから、要点だけをまとめますと、次のようになると思います。

@部下あるいは当該人材が、当方の言うことが分かる、または理解できる。
A部下あるいは当該人材が、自分の考えを当方に伝達できる、または説明できる。

伝達や説明の方法は、口頭でも文書でもどちらでも良いと思いますが、ビジネス上は文書が基本です。

さて、そこで、ウチの次長や主任のコミュニケーション能力なるものを思案してみましたところ、次の点に思い至りました。両名とも、報告・連絡・相談というビジネスの基本となるコミュニケーョンは苦手で不備・遅延が多く、能力が高いとは言えません。また、こちらが発する指示・命令についても、理解力が低いのか、遂行能力が低いのか不明ではありますが、いつまでにどのレベルで仕上がるのか分かりません。こうした場合は、コミュニケーション能力は低いと判断せざるを得ないものと思います。

しかしながら、そのさらに奥にある理由を思案してみますと、やはり彼らの基礎学力の低さというものが、業務上の伝達の悪さの根本原因ではないかと思います。

出来る人というのは、「一を聞いて十を知る」という諺がある通り、少しの説明でもすぐに物事の本質が理解でき、しかも命令遂行能力も説明能力も高く、任せて安心な出来る部下、ということになりますが、一方でウチの次長と主任などは、「十を聞いて五を知る」くらいの理解力ですから、いかにも伝達が悪く、指示を出す側も大変です。

結局その理解力の低さの原因は、彼らの基礎学力の低さにあるものと思います。学力がなければ物事のポイントは十分には理解できませんし、考えを要領よく表現することもできません。それはすなわち、当方の指示が十分理解できないということですし、彼らが自分の考えを表現する報告能力に乏しいということでもあり、ひっくるめればコミュニケーション能力が低いということになります。

もう一段掘り下げれば、その低い学力の根幹は、つまるところは国語力の低さ・低下が原因だと思います。なにしろ彼らは勉強嫌いで、本を全く読みません。全く1冊も読まないで1年過ごすこともありそうに見えます。これでは国語力は伸びません。国語力軽視は、現在の中学・高校・大学の体質とも言え、彼らの責任だけではありませんが、社会人たるもの、誰かから指示されなくとも、相応の学力維持・向上および自習等の自己啓発努力は不可欠です。それがなければ、コミュニケーション能力なるものも、その裏付けとなる基礎学力も、伸びるはずがありません。

とりあえずビジネスで重要なのは、基礎学力を身に着けた上での適切な報告・連絡・相談と、上司から受けた指示の復唱確認であり、それができれば、ビジネス上のコミュニケーション能力は十分だと思います。理解力の前提となる基礎学力不足こそが、企業からコミュニケーション能力なるものが求められる現象の本質であると考えられます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コミュニケーション能力の意味するところ 人事総務・採用担当部長室/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる