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zoom RSS 仕事をたくさんこなす人は目先は損だが中長期では得

<<   作成日時 : 2009/03/19 20:38   >>

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中小企業で出世するのは、ある意味では簡単です。出来る人材が乏しいので、少し出来ればすぐに目立ちます。他人よりもやや多く仕事を引き受けるだけのことで十分です。出来る人のところには、どんどん仕事が回ってきて忙しくなります。

自分だけ忙しいのに時給が周囲と一緒であれば、何だか仕事を多く処理した分だけ損した気分になるものです。しかしながら、それは短期的な損得勘定でそう思うだけで、上司は各個人の能力度をよく見ています。その現場で他人よりも業務処理が早く、手際もよく、業務習得範囲も広ければ、その現場のチーフ、あるいはリーダー格となるのは時間の問題です。会社側としては、辞めてもらうと困るという判断が働くようになりますので、普通であれば次のベースアップの時期に、給与が時給換算で他人よりも少し多く上昇するようになります。そうしてやがては管理職的立場となり、手当の支給額も多くなります。まじめに勤務していれば、2−3年のうちには、必ず正当な評価がなされる情勢となるものです。

目先の損得勘定だけで判断して、人より多く仕事をすると損だという理由から、アイドリング時間を自ら増やしてしまうようですと、せっかくの昇給機会を逃してしまうこととなります。上司には、そうしたことは意外にすぐに分かるものです。意図的なアイドリングが多いと、「彼は能力はあるのだが、頑張りがいまひとつだ」というような評価をされてしまい、当然一般扱いの考課結果となってしまいます。残念なことです。

逆に、これだけ頑張っているのに何年も給与が上がらないのはどう見てもおかしい、という不満や実感、客観データを持っているのであれば、転職をお勧めします。その実感が正当なものであるならば、退職を申告した時点で上司から引きとめに合い、昇給を提示されることも十分あり得ます。私自身、前の会社で退職の申告をした時に、社長があわてて年俸大幅アップを提示しました。まあそうした評価であったのならば、もっと早く提示してもらうと良かったのですが、仕方ありません。逆に引止めにも合わず、報酬アップの提示もなく、「辞めます」「あっそう」という対応だとしますと、自信過剰だっただけということとなります・・・。自己評価は甘くなり勝ちですので、やや厳しく評価して業界の年収比較研究をしておく必要があります。

ただ、繰り返しになりますが、目先の損得勘定で動くと、中長期的には明らかに損をします。多少の不満はこらえて3年程度は様子を見る、というスタンスで臨むのが妥当でしょう。それでダメであれば気持ちの整理も付けられ、たとえ転職しても後悔はしなくて済みます。

逆に1年程度で見切りをつけてしまいますと、会社側が昇給を考えていたとしても、実現しないままで終わってしまう可能性があります。事実、私の勤務先でも、次の4月に昇給対象となっていた職員が1年経たないうちに12月末で退職してしまったという事例がありました。「石の上にも3年」ということは、会社と職員と双方に言えることだと思います。

■要点1:目先の損得勘定に捉われることなく、業務を積極的に引き受けるように努めていると2−3年のうちには収入が増加する。

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