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zoom RSS 採用面接に関する付言

<<   作成日時 : 2013/10/27 12:54   >>

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最近当社でも次世代を見据え、幹部職員の採用機運が出て来まして、ようやく社長がその気になりました。幹部職員の採用方法としては、中小企業としては必然的に中途採用ですので、仲介業者に紹介を委託するのが現在では普通のあり方となっています。

そして現在1件具体化している案件があり、面接対象者の都合に合わせる形で、面接日が土曜日となりました。社長は面接同席者として総務部長の私を指名し、次長は指名しませんでした。次長は本来休みの土曜日の出勤が嫌なものですから、ほっとした表情をしていましたが、実はこれはウチの次長らしい大きな勘違いです。

採用面接というのは、一見企業側が応募者を一方的に選別するかの様に思われがちです。しかしながら、実際は双方の選別の場であり、面接を受ける側も、この会社に就職して良いものかどうかを当然心配し、色々と思案しながら面接に臨んでいるのが普通です。もちろん企業側もそのことは十分に承知していますから、面接に出て来るいわゆる面接官には、その企業の中でも優秀な人材を投入するのが普通です。

当社の場合は、幹部候補の面接ともなれば、当然ながら相手からも最高の評価を受けるべく社長が面接に臨みます。逆に、相手から軽く見られてしまいそうなウチの次長を同席させるということは、まかり間違っても到底あり得ません。そうした経営判断のあり方を十分に理解できませんと、「土曜日に出勤させられなくて良かった」などという浅薄な解釈しかできませんから、社長から実は軽く見られていることを当の本人は気づきません。

本来であれば、なぜ自分がそうした重要な場面に呼んでもらえないのか、という点を反省して然るべきところです。しかしながら、ウチの次長の場合は、そうした認識すら毛頭なく、「土曜出勤がなくてよかったな〜」というレベルの認識ですから救い様がありません。経営幹部の一人がこうした状況では、当社としても優秀な幹部候補の公募採用は死活問題であります。

ところで、採用面接を受ける皆さんとしては、面接官は上記の通り、その企業を代表するレベルの人物であるはずですので、面接官の有り様からその企業の有り様を類推してほぼ間違いありません。面接官が粗雑であれば会社の体質は粗雑であり、挨拶が不十分であればそれはそうした体質の会社です。面接官がダメでも会社は良いとか、あるいは面接官は良いのに会社はダメ、という可能性は低く、面接官の体質と会社の体質は連動しているのが普通です。応募者にとって見れば、面接官はいわばその会社をのぞく小窓のようなものと言い得ます。

加えて、採用面接を受ける場合には、まずはその会社の受付を通過しますし、面接室に到着するプロセスの中で、幾人かの社員とすれ違い、また社内の状況(清掃状況や整理整頓の状況、社員の教育状況など)も目に入りますから、そのあたりを総合的に勘案して入社するかどうかを決定すれば良いと思います。

工場などでは、5Sという標語があり、これが従業員の指導上のルールの一つとなっています。それは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5つであり、それらの頭文字(すべてサ行なのでS)を取って5Sと言われています。面接を受ける皆さんの側も、その5Sの観点からその企業を判断すれば、概ね規律レベルの判断に間違いがありません。5Sが出来ている企業は、結構高い規律レベルにあります。3S(整理・整頓・清掃)だけでも実行し、維持するのは大変です。

なお、また逆の観点から言えば、見ていない様で相手(企業側の受付嬢もすれ違った社員たち)も皆さんを見ていますし、かつ面接官が後ほど彼らに心証を打診する場合もありますから、油断はできません。面接を受ける会社の建物内に突入したならば、そこは「敵地」と思って気を抜かないよう十分にご注意ください。

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