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zoom RSS 人事考課票と社員教育

<<   作成日時 : 2012/04/21 08:46   >>

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人事考課の困難さというのは、今さら指摘するまでもありませんが、人事考課には、社員の教育的要素が大きく存在するということを、考課票作成者となって初めて認識しました。

私も従来は人事考課を受ける側にいましたが、現在の職場では、何もないところから手探りでISO9001を取得し、規定類を整備しているうちに、職員の人事考課を実施する立場になってしまいました。

とりあえずの考課票は、いろいろな参考書から切り貼りで中身を持ってきて作成し、1年ほど手直しを継続して完成版としました。その考課票を職員個人個人が読みながら、自己評価するために1年間の反省をし、あるいは給与に関係するかも知れない(事実、社長も管理職以上の職員の考課票はよく読んで昇給時の参考資料の一つにしています)ので真剣に思案を重ねて、各評価対象項目をチェックするわけです。

そして職員は次の日から、考課項目に沿った方向で勤務態度や取組み姿勢を改善し、次年度の考課点数が多少なりとも上昇するように努めて行こうと日常的に試みることが期待できます。そしてこれが毎年繰り返されることにより、好ましい行動様式や標準的対応様式が職員の間に自然に広く定着することとなります。

そうしてみますと、考課票というものは、その職場における一定の職場ルール・ブックの性格を有することになり、解釈を変えれば、考課者が望ましいと考えている方向に向けて職員のマインドやスタンス、あるいは業務レベルの水準を誘導することも可能な経営ツールということにもなります。これは、確かに毒にも薬にもなる効用を有した大変重要な道具です。

私の職場では、まだ人事考課点は直接的には給与に連動させてはおりませんので、運営上或る程度気楽な面はありますが、それでも人事考課制度を開始して5年程度経過しますと、若干ながらも相応の全体的レベルアップが達成されているように感じます。

それは主として広い意味での規律面に現れているものと思われ、たとえば挨拶なしで通り過ぎる職員が明らかに減少していることや、顧客応対に関する苦情が減少して来ていること、あるいはチームとしての業務対応態勢確立などにもまた現れているものと思います。

人事考課を受ける側にいました時代には、人事考課など無駄な制度だと馬鹿にしていたものの、制度運営をする側に立ちますと、その有用性に驚きます。今後についても、人事考課については継続運営する予定です。

なお、ISO9001の中で想定されているツールの1つである「力量一覧表」と連動運用すれば、部下に対する結構強力な教育指導ツールとして利用することが可能となります。

■要点1:人事考課票には、職員の規律面のレベルを向上させる効果がある。

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